七瀬あゆこ公式ウェブサイト|Ayuko Nanase Official Website

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作編曲家・ピアニスト 七瀬あゆこの公式ウェブサイトへようこそ。
日頃より作品を愛奏し、応援してくださる皆様に感謝を込めて。
フルート・アンサンブルをはじめとする楽譜の制作背景や、
デンマークでの活動報告、日々の練習を彩る「季節の一曲」などを発信しています。
皆様の生活にそっと寄り添い、
共に音楽の喜びを分かち合える場所となれば幸いです。

七瀬あゆこ

東京都出身 東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。大学在学中よりジャンルを超えた音楽活動を開始し、ライブ演奏のほか劇の伴奏やメディアの音楽なども。
現在は世界的フルート・メーカー「ムラマツ」におけるアンサンブル楽譜の作編曲を多数重ね、国内外のトップ演奏家から高い支持を得ている。
また、元文化庁長官・河合隼雄氏(アマチュア・フルーティストとして広く知られる)への委嘱作品(組曲『巡礼』)の制作や、長年活動を共にしてきた読売日本交響楽団首席メンバーとのツアー公演をはじめ、海外十か国以上での音楽フィールドワークを行うなど幅広く活動しており、楽譜は欧州の主要音大や図書館で多数所蔵されている。

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季節の一曲 ⁕ Season's Music

♪機械人形 オランピアの歌(歌劇「ホフマン物語」より)
 La chanson d'Olympia [Les contes d'Hoffmann] (J.Offenbach/ Nanase)
フルート二重奏 ムラマツ・オリジナル・シリーズ71 (2019年)

原曲は、『天国と地獄』などで知られる、フランスの作曲家オッフェンバックの本格的なオペラ作品『ホフマン物語』に登場する楽しい曲です。よく知られている「ホフマンの舟歌」もこのオペラの中に登場しますが、オペラ全体はとても大きな作品で、通しで上演すると4時間近くもかかります。
詩人ホフマンが酒に酔いしれながら語る3つの恋物語、それが延々と続いてゆくわけですが、このオランピアのアリアが出てくるのは最初の物語。このオランピアというヒロインは実は人間ではなく、機械仕掛けの人形です。
今のご時世では、何?この時代(19世紀末)にまさかヒト型AIロボットが…?と早とちりしそうになりますが、演出を楽しむオペラの世界、そんな今風の設定が実際の舞台で登場するのも、もう秒読みかもしれませんね。
魔法の眼鏡のせいでオランピアを生身の人間だと思い込んだホフマンを振り回すオランピア。その機械っぽい動きに翻弄されるホフマンとの掛け合いが見せ場であり、笑いを誘う場面です。なので、ぜひこれは映像などで上演シーンを見て、イメージを膨らませたいところ。
二重奏はたった二本しかないので、主旋律と伴奏部がしっかり分かれて聞こえるように、音量やフレージングで工夫しないと、何となくぼやっとした音楽になってしまいます。一見譜面だけ見ると、難しそうに見えるかもしれませんが、それぞれのパートの役割の整理ができてくると、アーティキュレーションを吹き分ける楽しさが出てきて、面白くなってくると思います。
過去の「季節の一曲」は、こちら をご覧ください。